【数量限定】kaiminyaオリジナル|洗える本麻近江ちぢみクールパッドシーツ(敷パッド)2023ver.
目次
kaiminyaオリジナル|洗える本麻近江ちぢみクールパッドシーツ2023ver.
※この動画は2022ver.を撮影したものですが、基本は2023ver.も同じですのでご参考になさってください。
【生地】麻100%(両面ともに近江ちぢみ)
【中綿】麻100%
【中綿量】シングル400g、セミダブル480g、ダブル560g
【色】ナチュラル、アプリコット、アイスグレー、ブルーミラージュ
【製造国】日本(滋賀県)
※一般的な敷布団から厚み25cm程度までのベッドマットレスまで対応しています
◇価格◇
シングル 33,000円(税込)
セミダブル 38,500円(税込)
ダブル 41,800円(税込)
お世話になっております。快眠屋おのの植村浩太朗です。
「今年は近江ちぢみは作らないんですか?」「いつ頃販売スタートですか?」とお問い合わせを頂いた皆様、たいへんお待たせいたしました。
今年もようやく快眠屋オリジナル「洗える本麻近江ちぢみクールパッドシーツ」と「洗える本麻近江ちぢみクールケット」が完成しました。ポリエステルやナイロンの冷感寝具では得られない高い吸湿性と、ちぢみの適度なシャリ感が最高な夏の寝具です。
まだセミダブルとダブルの一部は仕上がっていないのですが、こちらも6月初旬中旬には入荷する予定です。(セミダブルもダブルもオンラインショップでご注文頂けるようになっておりますが、こちらは商品の準備が整い次第の発送となりますので、何卒ご了承下さいますようお願い申し上げます)
色はNATURALナチュラル、APRICOTアプリコット、ICE GRAYアイスグレー、BLUE MIRAGEブルーミラージュの4色展開です。幸いにも、昨年の時点でもう廃盤と言われていたアランという表情豊かな麻糸がわずかに残っており、今年もアランで見た目にも味わい深い近江ちぢみを作ることができました。(※クールケットはナチュラルとアイスグレーの2色となります)
近江ちぢみとは?
滋賀県の湖東地域は、日本最大の湖・琵琶湖から湧き上がる湿潤な気候と、鈴鹿山系から流れ込む愛知川の豊富な水に恵まれ、古くから麻の製織・加工が盛んな地域です。「近江ちぢみ」とは、この湖東地域に伝わる伝統技法、及びその伝統技法によって生み出された加工品(生地)のことを指します。
最大の特徴は、生地をちぢませることで生まれた独特のシボ(凹凸)と、そのシボによって生まれる抜群の清涼感です。
近江ちぢみの生地は、このシボのおかげで生地が肌にぺったりと張り付くことがなく、夏場でも常にサラリとした感触が得られます。
特に麻100%の近江ちぢみは「本麻近江ちぢみ」と呼ばれ、麻の高い吸湿性や吸水性、熱伝導性と相まって、日本の蒸し暑い熱帯夜に最適な素材です。
高価な本麻近江ちぢみをできる限りリーズナブルに
本麻近江ちぢみは高級品です。そのため大手寝具メーカーが百貨店や一部の寝具専門店向けに卸している一級品ともなるとシングルサイズで5万円ほど。かつては我々もこういった商品を仕入れて販売していましたが、流石にこの価格帯になってくるといくら快適でもそう簡単には手が出ないというお客様が大多数でした。
そこで少しでも多くの方に本麻近江ちぢみを使って頂けるようにと6年前にスタートさせたのが、滋賀の麻工場に直接依頼してオリジナルの本麻近江ちぢみを織ってもらい、出来上がった製品を全量買取するというプロジェクトです。
メーカーから完成品を少量ずつ仕入れるのではなく一気に大量の在庫を抱える事になりますので、我々のような零細企業にはリスクが大きいのですが、その甲斐あってハイクオリティな近江ちぢみ製品をお安く提供できるようになり、以前とは比べ物にならないほど多くの方にお買い求め頂けるようになりました。
ただそうは言っても、今年は麻糸と麻わたの尋常ではない値上がりに加え、昨今の輸送費・人件費高騰の影響で価格を見直さざるを得ず、大変恐れながら価格を改定させて頂くことになりました。値上げなどとんでもない!と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、近江ちぢみが製品になるまでには沢山の作業工程を踏む必要があり、それに伴って数多くの職人の方々にご協力頂いております。そういった方々に真っ当な対価を支払うためということでどうかご容赦頂けますと幸いです。。。
今年、我々の近江ちぢみの元となる麻生地を織って下さったのは、滋賀県にある藤居織物の藤居ご兄弟です。お二人は麻を専門にされており、トップブランドの生地も手がける高い技術力を持った機屋さんです。この度はタイトなスケジュールの中、我々のお願いを聞いて頂き、大変ありがとうございました。
快眠屋オリジナル「洗える本麻近江ちぢみクールパッドシーツ2023ver.」の特徴
特徴① オモテもウラも麻100%の近江ちぢみを使っています
近江ちぢみは高級品のため、オモテ面だけに近江ちぢみを使用し、ウラ面には綿100%の生地やポリエステル65%綿35%の安価な生地を使用することも多いのですが、我々のクールパッドシーツはコストを抑えられていることもあり、オモテもウラも近江ちぢみを使用しています。
オモテ面だけが近江ちぢみの場合はオモテ面しか使えませんが、両面とも近江ちぢみなら洗濯をする毎にオモテとウラを交互に使うことで耐久性が大幅に伸び、通常の2倍以上長く使用して頂くことが可能です。
特徴② 不快なチクチク感、ゴワゴワ感はありません
2023ver.の近江ちぢみには、経糸に60番手のリネン麻糸、緯糸に80番手のラミー麻糸を使用しています。25番手や40番手の麻糸に比べると非常にやわらかい上に、「整理加工」という工程で余分な毛羽立ちを丁寧に取り除いていますので、低グレードな麻にありがちなチクチク感やゴワゴワ感がありません。
麻のシャリ感と近江ちぢみのシボを十分に感じつつもしなやかな感触で、多くの方にご満足頂ける風合いに仕上がっていると自負しています。
特徴③ 中綿(わた)も麻100%です
私たちのクールパッドシーツ、クールケットは中綿も麻100%にこだわっています。なんといっても麻の吸湿性は綿の1.5倍、吸水性に至っては綿の4倍です。
品質表示をよくよく見てみたら「生地は麻だけど中身は綿だった」ということはありません。
麻わたの量はシングルで400g。あまりにも量が多いと嵩張るので洗濯が大変ですし、かといって量が少なすぎると吸湿・吸水量が低下するので、バランスを考えてこのグラム数で仕上げています。
特徴④ 天然の抗菌性があります
ラミー麻には天然の抗菌性があり、雑菌の繁殖を抑える効果があります。クールパッドシーツもクールケットも中綿はラミー麻100%、生地はラミー麻50%リネン麻50%。ラミー麻を中綿にも生地にも使用することで非常に清潔にお使い頂くことが可能です。
特徴⑤ パイピング部分も麻100%です
些細なことではありますが、フチのパイピングテープも麻100%の生地を使用しています。こちらはリネン麻となります。
生地だけでなくパイピング部分にも自然素材を使うことで、全てに生分解性があり、環境負荷の低い製品に仕上がっています。
特徴⑥ ご家庭で洗濯が可能です
理想は手洗いですが、ご家庭の洗濯機でも洗濯が可能です。コンパクトに畳んでから洗濯ネットに入れて、中性洗剤を使用し、たっぷりの水で洗って下さい。(蛍光漂白剤や柔軟剤は使用しないようにお願いいたします)
洗濯機の設定は手洗いモードやおしゃれ着モードなど、極力負担の少ないモードでお願いします。
尚、麻は汚れが落ちやすく乾きやすいので、脱水は短めでOK。脱水が終わったらピシッと伸ばした状態で陰干しして下さい。
こまめに洗濯をして頂くと生地が長持ちする上に、近江ちぢみのシボ(凹凸)が復活して最高に気持ちがいいですよ。できれば週に1度以上を目安に洗って下さい。
特徴⑦ 2022ver.との違い
2022ver.は経糸も緯糸もラミー麻を使用しているのに対して、2023ver.は経糸にリネン麻、緯糸にラミー麻を使用しています。リネンを入れることで風合いが優しくなることを想定しての変更でしたが、実際そこまで大きな感触の違いはなく、基本的な使用感は2023ver.も2022ver.もほぼ同じとお考えください。
最大の違いは縫製です。2022ver.はダイヤ型のキルトでしたが、今年は最もレベルの高い縫製工場に依頼し、波型キルトを採用しました。使用感は変わりありませんが、耐久性が向上しています。
まだ2022ver.も若干残っていますので、色が2022ver.の方が好みという方や、少しでも安い方が良いという方は2022ver.をぜひご購入ください。(こちらもオンラインショップよりお買い求めいただけます)
実際の使い方
当店でウールベッドパッドをご購入頂いている方は「お使いのマットレスor敷布団→ウールベッドパッド→BOXシーツ(省略可)→近江ちぢみクールパッドシーツ」の順番でご使用ください。(上の写真はBOXシーツを省略した場合の使い方です)
またウールベッドパッドをお持ちでない方は「お使いのマットレスor敷布団→BOXシーツ(省略可)→近江ちぢみクールパッドシーツ」の順でお使いください。
ご使用上の注意点
#使用前に必ず洗濯をしてください
新品の段階では糊がきいているため、吸湿性・吸水性が低下しています。一度洗濯してからお使い頂くことで近江ちぢみ本来の快適さをご体感いただけます。
#洗濯方法について
麻は洗濯を好む素材です。洗濯せずに使い続けていると吸湿性・吸水性の低下や、生地が裂けるなど、劣化を早める原因となります。できれば週に1度を目安に洗濯してください。洗濯の際は上述のように、ネットに入れて中性洗剤で洗ってください。麻の心地よさを損なってしまいますので、柔軟剤や漂白剤を使用しないで下さい。洗濯機は手洗いモードでお願いします。(ドラム式の方は水量を増やしてたっぷりの水で洗ってください)
#干し方について
生地が縮んでサイズが小さくなるのを防ぐために、ビシっと伸ばした状態で陰干しして下さい(とはいえ素材の性質上若干の縮みは避けられません)。長時間直射日光に当てると、生地が劣化する原因となります。タンブラー乾燥は厳禁です。自然乾燥でお願いいたします。
#縫い糸が切れた場合
強い力がかかったり、長期間使用していると、摩擦でキルティングの糸が切れることがございます。その場合は上からミシンを当てて下さい。